おもてなしのあれこれ


「こんな時ってどうすれば?」の解決のヒント

 よくあるご質問や、ご相談をまとめました。ただしこれは一例ですので地域の慣習や、それぞれの風習で違うこともあります。どうぞご参考までに。

Q、銘々皿でお客様にお菓子をお出しする場合、お菓子は一つ?二つ?

 

A、決まっているわけではありませんが、一つでOKだと思います。でも何も考えずポンと一つお皿にのせただけではちょっと素っ気ないものです。お菓子もお皿も季節を楽しんでいただけるような演出が素敵なおもてなしになると思います。

Q、ケースから出すの?下に受けてある紙はどうすれば・・・

 

A、このケースは売る店側の「乾かないように」「繊細な細工が壊れないように」といったことで入れられている物ですのでお客様にお出しする際はケースからお出しください。同様にお菓子の下の紙やビニールはくっついてしまわないように受けてある物ですので外していただくのが本来ですが、これはお菓子の種類に合わせ、くっつきにくい加工がされた物が使用されていて、外してしまったらお皿にくっついて食べにくそうに感じる場合や、葉っぱ等の形や綺麗なプリントがされているもの、それ自体がお菓子を演出するのに役立っているものは外さなくてもよいと思います。まず疑問に感じた時は、招かれた側になって考えてみるとよい答えが見つかるかもしれません。

補足:ケースの話ですが、ご法事でお経とお経の間の休憩時に出されるお茶菓子で、おぼんや大き目の菓子器にあられ等と生菓子を一緒に盛り付けて回してお客様に取っていただくという方法があります。その場合はやはりお茶席ではありませんから、お客様の取りやすさや面倒な動作を避ける意味でもケースのまま盛り付けても失礼には当たらないと思います。

これも地域性が濃くでるものです。慶弔の習慣は一緒に暮らす、親戚の中の、地域の、それぞれの人生の先輩にお尋ねするのが一番です!はい、間違いありません。

Q、銘々皿に懐紙は必要?

 

A、本来お懐紙はお皿の代わりとして使用する物ですからお皿にお懐紙は必要はありません。が、お皿を傷つけない・汚さないといった配慮であったり、お客様がお菓子を持ち帰る場合に便利であったりとなにかしらの理由で使用する場合もありますので臨機応変でいいと思います。逆にお皿を傷つけない・汚さないといった事は招かれる側の配慮ですので自分がその立場になった場合はお懐紙を携帯しておく事も気遣いや心遣いのできる女性(男性?)として素敵だと思います。

Q、楊枝は・・・?

 

A、菓子楊枝もいろいろあります。

①プラスチック製

②金属製

③塗製

④黒文字

⑤簡易楊枝

当店でもお買い上げ下さるお菓子には楊枝をお付けしています。(⑤)これでも全く問題はございませんが、お客様にお出しする場合には黒文字をご用意されるとよいと思います。黒文字はクスの木科の香木「クロモジ」で作られていて、口に含んだ時に清涼感のある芳香が立ちます。また弾力もあって折れにくく楊枝の素材には最適だといわれています。

 黒文字はお菓子を切りやすいように、そして香りや色を引き立てるために少し水に浸しておくと

さらに良いおもてなしになると思います。